伸びしろしかないセレモン

ポケテク19 ツイッターは@275selemon

スパイクチャレンジ レート1811 最終17位 サンダーノラゴン受け攻めサイクル

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【はじめに】

お久しぶりですセレモンです。今回はシングルバトルの公式大会であるスパイクチャレンジに参加してレート1800超えの結果を残すことができました!最終順位も大会ということでランクマッチより人数は少ないものの、最終17位という満足できる結果でした!今回は普段と違う環境でどう構築を組んでどう立ち回ったのかを記事に書いていこうと思います。ぜひ最後まで読んでいってください。

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【環境考察】

まず、スパイクチャレンジのルールとしてダイマックスの禁止とランドロスなど図鑑に載っていないポケモンの禁止という二つでした。やはり大きいのがスパイクチャレンジのメインともいえる前者のダイマックス禁止です。ダイマックスによる火力増加がなくなるので今まで以上に受けポケモンが強くなることが予想されました。それもあって襷枠+ミミッキュのような対面構築は減ると考えました。また禁伝説ポケモンやカプレヒレがいなくなることからウーラオスが動きやすい環境になると思ったので、ウーラオスに負けない構築を組むために、フェアリータイプの物理受けがサイクルを回すうえで必須になると考えました。また、ダイフェアリーやダイサンダーがなくなることから、麻痺や眠りなどの状態異常が強くなることも考えられたので、そこへのメタとしてラムアタッカーも強いんじゃないかと考えました。以下パーティメンバーの採用経緯について述べていきます。

 

【採用経緯】

環境考察でも述べたように対面気味の構築はあまり強くなく、受け気味のパーティが強くなることが予想されましたが、受けループは使える気がしないので、ある程度引き先を用意してサイクルを回せるパーティにしようと考えました。そこで採用したのがf:id:selemon0629:20210301172434p:plainf:id:selemon0629:20210322150917p:plainの並び、いわゆるサンダーノラゴンです。クッションサンダーで対面操作しつつウオノラゴンで相手を粉砕していく動きはスパイク環境でかなり強いのではないかと思いまずこの二匹から考え始めました。このときウオノラゴンの持ち物でスカーフか鉢巻かで考えることになりますが、環境に受け気味のパーティが増えそうなことを考えてウオノラゴンの持ち物は交代際に高火力を押し付けれる鉢巻にしました。次にサンダーノラゴンの構築記事を読んだところ多くのパーティにナットレイがいましたが、宗教上の理由でナットレイは使えないので見送りました。次に考えたのがウーラオスの対策です。やはりこいつに弱いパーティで勝てるわけがないのでいい感じのフェアリーのポケモンを探した結果、欠伸や願い事でサイクルを回す重要なパーツになりながらウーラオスに強そうなポケモンとしてf:id:selemon0629:20210322151908p:plainを採用しました。現状採用した三匹では電気の一貫があるのでレジエレキのような高火力電気ポケモンに破壊されることと、素早さの高い抜きエースとなれるポケモンがいなかったので、地面タイプでありながら抜きエースにもなれ、サンダーやウーラオスに互角に戦えそうなポケモンとしてラム剣舞f:id:selemon0629:20210322152151p:plainを採用しました。現状決まった4匹はf:id:selemon0629:20210322152238p:plainf:id:selemon0629:20210322150917p:plainf:id:selemon0629:20210322151908p:plainf:id:selemon0629:20210322152151p:plainと受けの崩し手段がほぼウオノラゴンに依存していることがわかります。剣舞ガブリアスは天然に弱かったり、ポリ2とかには剣舞を積んでも冷凍ビームで返り討ちに会うので、受けに強そうなポケモンを採用したいと考えました。サイクルを回すうえで相性がよく、特にドヒドイデナットレイを絡めた受けループを粉砕できること、また、現状特殊ポケモンに強いポケモンが少ないのでその辺にも強く出れそうな汎用ポケモンいないかなぁ、いないよなぁと思っていたら、サークルの先輩のオキーナさんから「Gヤドキングどう?」という一言があり、あ、こいつや!と即f:id:selemon0629:20210322153007g:plainを採用しました。最後の1枠に求める条件として現状フェアリーに強いポケモンがGヤドキングしかいないのでフェアリーに強いこと、相手のウオノラゴンがどう見ても重いのでスカーフウオノラゴン入りに抗えるポケモンであること、相手の初手Gヒヒダルマがきつすぎるのでそこに勝てること、現状のサイクル気味のパーティと相性がいいこと、これらの条件を満たすポケモンとしてスカーフf:id:selemon0629:20210322153549p:plainを採用してパーティが完成しました。以下メンバー紹介に入ります。

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【メンバー紹介】

サンダー

f:id:selemon0629:20210322152238p:plainゴツゴツメット 控え目 静電気

197(252)-x-137(252)-160(6)-110-120

ボルトチェンジ 暴風 羽休め 電磁波

 

HBにふりきっているゴツゴツメットなのに性格が控え目というポケモンを一体だれが考えただろうか。これはケアされない。スパイクチャレンジの仲間大会に3回も潜ったのにミントの使い忘れに本番で気づくというあほトレーナーによって誕生したポケモンです。本来なら図太いHBにすることで、陽気ウーラオスの暗黒強打や意地っ張りエースバーンの火炎ボールなどを2耐えする耐久を確保できるはずが、中乱数で2回で落ちるようになってしまいました。仲間大会で当たる相手の悪ウーラオスなんか意地っ張りとか黒い眼鏡多いなって思ったらサンダーの耐久が足りてないだけでした。弱みはここまでとして、本番を通しての使用感は非常に良かったです。電磁波と羽休めを絡めることで相手の物理ポケモンの受けを安定してできる点や当初の予定通りウオノラゴンにつなぐ役目など多方面にわたって活躍してくれました。サイクル戦になることも多いのでそういうときも電磁波は役に立ったりと思いの外活躍した技でした。暴風は命中70なので暴風に頼らないプレイングが重要でした。

 

ウオノラゴン

f:id:selemon0629:20210322150917p:plain@こだわりハチマキ 意地っ張り 頑丈顎

165-156(252)-121(4)-x-100-127(252)

エラがみ 逆鱗 寝言

 

馬鹿ポケモンです。このポケモンで有利対面エラがみ打ってる時が一番楽しかったです。HBドヒドイデやHBナットレイにも約50%入るのでサイクルを回していけばいつか相手のサイクルが崩壊することが多いです。ドヒドイデにエラがみを15回打って強引に突破したこともあります。弱点が二つしかなくHBに関してはタイプも同じ伝説のポケモンパルキアと同じという高耐久。一致地震くらいなら普通に耐えるので地面タイプに後投げしてエラがみを押し付ける動きも何回もしました。一度意地っ張り鉢巻エラがみの強さを覚えてしまったらもうスカーフは使えない気がしてます。鉢巻エラがみ最強!寝言でエラがみの出る確率を上げたかったので技は最低限に絞って3つにしました。

 

Gヤドキング

f:id:selemon0629:20210322153007g:plain@黒いヘドロ 控え目 再生力

201(244)-x-100-173(220)-130-56(44)

サイコショック ヘドロ爆弾 火炎放射 瞑想

 

第二の受け破壊要因です。調整は無振りドヒドイデ抜きですが、ドヒドイデに後投げすることが多々あったので生きる場面が多かったです。瞑想とサイコショックを採用することで相手の特殊受けも破壊できますが、環境に悪ウーラオスガブリアスなど苦手なポケモンも多く出せないことも多かったです。何気に一番偉かったのはドヒドイデに投げるタイミングで毎回っていうくらい飛んでくるどくどくを透かせる点です。また、悪ウーラオス後投げに対してヘドロ爆弾を合わせることができれば62%-74%入るので大きく削ることができます。30%で毒の追加効果も引ければなおよし。悪ウーラオス入りにGヤドキングを投げるときは大体ニンフィアと一緒に投げて引き先を用意することも大切です。ナットレイ意識で火炎放射を入れてましたが、放射でナットレイを倒した試合は一度もありませんでした。悲しい。

 

ニンフィア

f:id:selemon0629:20210322151908p:plain@食べ残し 図太い フェアリースキン

201(244)-x-128(252)-130-150-82(12)

ハイパーボイス 守る 願い事 欠伸

 

圧倒的過労死枠です。S調整は同速ケアかつサンダーでマヒしたウーラオスミミッキュをちょうど抜けるラインです。体感選出率が8割あります。あくびによる対面操作に加え、願い事によるウオノラゴンの安全な着地、ハイパーボイスによるウーラオスガブリアスの削りなど、ほんとに仕事が多かったです。それゆえに体力管理をミスったら終わりという非常に繊細なポケモンでした。また、耐久がある程度あるので数的有利を取ったときは守るや願い事を絡めてTODによる勝ちを狙いに行くことも多々ありました。この構築をレート1800超えまでもっていってくれたMVPポケモンです。

 

エースバーン

f:id:selemon0629:20210322153549p:plain@拘りスカーフ 意地っ張り リベロ

155-184(252)-96(4)-x-95-171(252)

火炎ボール 飛び膝蹴り アイアンヘッド とんぼ返り

 

初手枠です。有利対面なら殴って、不利対面なら蜻蛉で裏のクッションにつなぐ簡単なポケモンです。Gヒヒダルマ入りは必ずGヒヒダルマからくるので、こちらも毎回初手エースバーンを投げて有利対面を作っていきました。意地っ張りでも環境に多くいたスケイルショットで素早さが上がったガブリアスより速いこと、控え目のレジエレキより速いこと、準速すいすいガマゲロゲや準速パルシェンのS2段階上昇より上を取っていたりと、必要な素早さをちゃんと確保していて非常に偉かったです。最速だったらどうしようと毎回おびえていましたが、毎回上を取れていたのでこの環境での意地っ張り採用は正解だったと思います。最後に採用したポケモンでしたが、ニンフィアの次に選出率が高かったんじゃないかなと思います。受けっぽくないパーティ相手にはだいたい出しました。

 

ガブリアス

f:id:selemon0629:20210322152151p:plain@ラムのみ 陽気 サメ肌

185(12)-177(212)-119(28)-x-106(4)-169(252)

スケイルショット 地震 ストーンエッジ 剣の舞

 

調整はミラー意識最速で、陽気悪ウーラオスのハチマキ暗黒強打確定だえのB調整、Aできるだけ高く、あまりDです。ラムのみを持たせてあくび展開に強くしたつもりですが、ウオノラゴンの寝言をケアしているのか、あまりあくび展開は来ることはなく、やけどや混乱をラムで治すことが多かったです。パーティがサンダーの突破手段を持っているポケモンが全然いないことに気づき、剣舞ストーンエッジでHBサンダーでも乱数で落とせるようにしました。ガブリアスミラーでの同速負けを恐れたり、ダルマやミミ入りに出せなかったりと、思いの外選出率は低めでしたが、これはいける!っていうときは剣の舞からの3タテを見せてくれました。かっこよかったです。

 

【きつかったポケモン

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水技の一貫をこちらはウオノラゴンで切っているのでしょうもないミラーになってしまいます。こちらが先にエラがみをして意地っ張りスカーフウオノラゴン後投げ場合からエラがみの打ち合いになった場合、こちらは毎回最低乱数(小数点以下切り捨て)相手は毎回最高乱数(小数点以下切り上げ)をひくと仮定すると受けるダメージは

         自分/相手

1ターン目   0%/41%

2ターン目   33%/61%

3ターン目           66%/81%

4ターン目           99%/101%

と先にエラがみを打っている自分側のウオノラゴンが勝てます。が、これは天候ダメージなどがなく体力満タンの状態から先打ちしているという限定的な状況なので実際はうまくいきませんでした。AS鉢巻だとサンダーやニンフィアも上から一撃なので、ノラゴン入りにはエスバのとんぼ返りなどを絡めて上から殴ってどうにかしてました。

 

f:id:selemon0629:20210322171614p:plainf:id:selemon0629:20210322171622p:plainなどの貯水

いるだけでウオノラゴンが出しにくくなる圧力。かといって他のポケモンがこいつら水地面枠に強いわけでもないのでなおさらきつい。ニンフィアの欠伸でうまいこと流して裏を削ってTODも視野に勝ちに行くかほかのポケモンでゴリ押すかですが、大体前者になります。

 

身代わり残飯f:id:selemon0629:20200930195528p:plain

不利対面を作って身代わりを張られると確実に仕事されるのがきついです。パーティにゴーストの一貫があることから被選出率も高く、ガルドに不利を取らないような立ち回りがきつかったです。

 

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あほきつい。大会始まってからマンムーやばくね?って気が付きました。ノラゴンもスカーフじゃないから襷を盾にされると地震連打で倒されてしまうし、対面勝てそうなのがニンフィアくらいしかいませんが、後投げから勝つことはできないです。当たらないことで対策とします。

 

【終わりに】

最後まで読んでいただきありがとうございました。普段と異なる特殊ルールとはいえ、今までで一番いい結果が出て非常にうれしく思います。ランクマッチやる気でねーなとポケモンのモチベーションが全然なかった3月でしたが、公式大会の環境考察が思いの外楽しく、参加して本当に良かったです。ポケモンのやる気は出し切ったので、3月末からはモンハンライズ頑張ります!